転移性の肝臓癌
肝臓癌には肝臓を原発巣とする「原発性肝癌」とほかの臓器にできたがんが肝臓に転移した「転移性肝臓癌」があります。このうち転移性肝臓がんは原発性肝臓がんとは性質が違い、治療法も異なってきます。
肝臓は肺に次いで転移が多い臓器であり、悪性腫瘍は発生部位や種類に関わらず肝転移を起こす可能性を持っています。特に腹部消化器癌において、肝臓は転移先として最も標的となる臓器と考えられています。
転移性肝癌の多くは、もともとは肺、乳房、大腸、膵臓、胃に生じたものです。白血病(白血球の癌)やリンパ腫(リンパ系の癌)も肝臓に転移する場合があります。
また肝臓癌の細胞が肝臓内の血液に侵入し、体内循環することで肺や全身にで転移する、リンパ液に転移して、肝臓周辺、すい臓の周囲や腹膜、リンパ腺、リンパ節へ転移するなど、肝臓癌が他の臓器に影響を及ぼすこともあります。肝臓以外では肺が最も多く、次いで骨、副腎、腹膜、胃、腎臓、脳、脾臓などへの転移が報告されています。
最初にガンができたところから、癌細胞が血流に乗って、遠く離れた肝臓に移動して、そこで大きくなる状態~つまり、癌細胞がバラバラになっても死なず、転移先で根を張って活動を開始したと判断される「転移性肝癌」を発症すると「ステージ4」といい、末期がんであることを意味します。
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